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知識には、「宣言型知識」と「手続き型知識」の区別がある。宣言型知識とは、自分の名前、数学の公式、単語、歴史の年号など、私たちが日常感覚で「知識」と呼び慣れているもの。
一方、ビリヤードの玉の突き方、花の香りの記憶、味覚の記憶など、言語だけでは表せない「手続き」を含んだ知識を手続き型知識という。
技能の習得には、この両方の知識が必要である。
◎アイコニックメモリ、ワーキングメモリ、長期記憶
人間がものを見たり聞いたりすると、それはまず「アイコニックメモリ(感覚記憶)」に入る。ただし、持続時間が短いうえに、後から次々に新しい情報が入ってくるので、記憶内容がすぐに揮発してしまう。
アイコニックメモリの記憶が揮発しないためには、それが「ワーキングメモリ(作動記憶)」に移行することが必要となる。しかし、ワーキングメモリにも容量の限界がある。
ワーキングメモリの容量の限界は7チャンクくらいだと考えられている。つまり、意味のあるまとまり7つまでが短期記憶の限界である。
しかし、意味を見つける能力が高まると、1チャンクに入る記憶の量が格段に多くなる。
例えば、「3412」は4チャンクであるが、九九を関連づけると、「さんし・じゅうに」と、2チャンクで覚えられる。上級者は、意味をみつける能力が高いので、1チャンクに入る記憶量が格段に多い。
安定的に長期にわたって貯蔵される記憶は、長期記憶と呼ばれる。ワーキングメモリでリハーサルをくり返したものが長期記憶に移行する。
◎技能に達した状態とは
1.技能に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられている
2.必要な知識が、必要に応じて長期記憶から検索できること
3.検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に用いられること
◎スキーマ
スキーマとはもともと「枠組み」という意味である。知覚、認知、思考が一定の方式のもとでできている状態を観察して、「スキーマがある」「スキーマがない」と表現する。
スキーマができていると、次のような特徴が生まれる。
1.短時間で反応できる
2.同じ刺激に対する反応が同じで、安定している
3.刺激や刺激に対する自分自身の反応の記憶が正確である
4.新しい刺激への反応も、スキーマにとりこんで、短時間かつ正確に自分のものにできる
5.スキーマ依存的エラーが起こる(スキーマがあることによっておかしやすいエラー、いわゆる玄人だから間違うというエラー)
◎コード化
手続き知識が貯蔵されるためには、容量限界のあるワーキングメモリを通過させる必要があるために、言語に準じた形式に、思考のなかで表される必要がある。これを「コード化」と呼ぶ。
上級者の記憶システムは、動作が表され、記憶されるためのコードを多く持っていて、かつ、それらのコードがひとつの体系(コードシステム)をなしている。
上達にはスキーマの形成が不可欠であるが、スキーマには、このようなコードやコードシステムの構築が必ず伴う。
上級者は、技能経験を手続き型知識として記憶するための準言語的なコードと、それらコードの相互関係を記述するための体系を豊富に持っているため、経験が効率よく蓄積される。
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パピヨンの一言
ものごとを極めた人って、難しいことを中学生でも分かるように説明してくれますよね。これって、「コード化」が極められているということですね。
頭を良くするには、「説明する」訓練が有効だといいますが、ものごとに習熟することにもつながるのですね。
アウトプットがいかに自分のために大切かということを実感しますね。
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一方、ビリヤードの玉の突き方、花の香りの記憶、味覚の記憶など、言語だけでは表せない「手続き」を含んだ知識を手続き型知識という。
技能の習得には、この両方の知識が必要である。
◎アイコニックメモリ、ワーキングメモリ、長期記憶
人間がものを見たり聞いたりすると、それはまず「アイコニックメモリ(感覚記憶)」に入る。ただし、持続時間が短いうえに、後から次々に新しい情報が入ってくるので、記憶内容がすぐに揮発してしまう。
アイコニックメモリの記憶が揮発しないためには、それが「ワーキングメモリ(作動記憶)」に移行することが必要となる。しかし、ワーキングメモリにも容量の限界がある。
ワーキングメモリの容量の限界は7チャンクくらいだと考えられている。つまり、意味のあるまとまり7つまでが短期記憶の限界である。
しかし、意味を見つける能力が高まると、1チャンクに入る記憶の量が格段に多くなる。
例えば、「3412」は4チャンクであるが、九九を関連づけると、「さんし・じゅうに」と、2チャンクで覚えられる。上級者は、意味をみつける能力が高いので、1チャンクに入る記憶量が格段に多い。
安定的に長期にわたって貯蔵される記憶は、長期記憶と呼ばれる。ワーキングメモリでリハーサルをくり返したものが長期記憶に移行する。
◎技能に達した状態とは
1.技能に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられている
2.必要な知識が、必要に応じて長期記憶から検索できること
3.検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に用いられること
◎スキーマ
スキーマとはもともと「枠組み」という意味である。知覚、認知、思考が一定の方式のもとでできている状態を観察して、「スキーマがある」「スキーマがない」と表現する。
スキーマができていると、次のような特徴が生まれる。
1.短時間で反応できる
2.同じ刺激に対する反応が同じで、安定している
3.刺激や刺激に対する自分自身の反応の記憶が正確である
4.新しい刺激への反応も、スキーマにとりこんで、短時間かつ正確に自分のものにできる
5.スキーマ依存的エラーが起こる(スキーマがあることによっておかしやすいエラー、いわゆる玄人だから間違うというエラー)
◎コード化
手続き知識が貯蔵されるためには、容量限界のあるワーキングメモリを通過させる必要があるために、言語に準じた形式に、思考のなかで表される必要がある。これを「コード化」と呼ぶ。
上級者の記憶システムは、動作が表され、記憶されるためのコードを多く持っていて、かつ、それらのコードがひとつの体系(コードシステム)をなしている。
上達にはスキーマの形成が不可欠であるが、スキーマには、このようなコードやコードシステムの構築が必ず伴う。
上級者は、技能経験を手続き型知識として記憶するための準言語的なコードと、それらコードの相互関係を記述するための体系を豊富に持っているため、経験が効率よく蓄積される。
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パピヨンの一言
ものごとを極めた人って、難しいことを中学生でも分かるように説明してくれますよね。これって、「コード化」が極められているということですね。
頭を良くするには、「説明する」訓練が有効だといいますが、ものごとに習熟することにもつながるのですね。
アウトプットがいかに自分のために大切かということを実感しますね。
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