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トップページ生き方オンライン図書館「トランジション・人生の転機」 ウィリアム・ブリッジズ その3

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●人生の転機で起こる象徴的な出来事と、それとの向き合い方とは?

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本日の内容

トランジションの第二段階・・・ニュトラル・ゾーン

◎一時的な喪失状態に耐える

◎ニュートラル・ゾーンでの過ごし方


トランジション―人生の転機



◎一時的な喪失状態に耐える

 ニュートラル・ゾーンは、トランジションの過程の重要な部分ではない。ただ、一時的な喪失状態に耐えねばならないだけである。

 多くの人々はニュートラル・ゾーンに入ると、本質的な空虚感を体験する。昔の現実は色あせ、もはや何も確かな感じがなくなる。

 ニュートラル・ゾーンの最初の活動あるいは機能は、降伏である。人は空虚感に屈服し、それから逃れようとじたばたすることを止めなければならない。

 再生するためには、形をなさない原初的エネルギーの世界に、しばらく立ち戻るしかない。ニュートラル・ゾーンは、自己再生の唯一の源泉なのである。

 
◎ニュートラル・ゾーンでの過ごし方

1.一人になれる特定の時間と場所を確保する。

 ニュートラル・ゾーンにいるとき、必要なのは純粋な孤独である。孤独の中でこそ、人は内なる声を聞くことができる。

 現代の生活では、完全に孤独になるのは難しいので、ある特定の時間に一人になれる時間を作るとよい。

2.ニュートラル・ゾーン体験の記録をつける

 ニュートラル・ゾーンの大切な体験はしばしば見逃される。しかし、一日や一週間の終わりに振り返ると、それが明確になる。

 その時の気分はどうだったのか。何を考えていたのか。どんな決定をしたのか。そうした体験を記録しておく。

3.自叙伝を書くために、ひと休みする

 過去を回想すると、昔のトランジション体験から有益なことが学べる場合がある。

 トランジション中に過去を顧みることは、意義がある。新しい現在の視座から見ると、過去がかなり違って見える。

 過去のイメージは、刻一刻と変わっていくものである。それがわかれば、記憶の糸をもっとたどっていける。

 何年も忘れていたことを思い出したり、あることを誤解していたと気付くこともある。

 過去がそれまで考えていた通りでなかったら、現在も変わってくる。今までの「現在」の観念を手放すことは、新たな将来を得る近道となる。

 ニュートラル・ゾーンから見ると、ものごとが違って見える。「終わり」の過程で手放すものの一つは、過去を特定の見方からだけ捉えたいという欲求なのである。

4.この機会に、本当にしたいことを見出す

 トランジションに入るとわかるのだが、自分の本当の欲求は、罪悪感やアンビヴァレンツ(反対衝動)によって抑圧されているので、ふだん考えているよりはるかに曖昧なものである。

 想像力を駆使して、本当は自分はなにをしたいのかを、理解することが重要である。

5.もし、今死んだら、心残りは何かを考える

 今自分が死ぬと仮定して、今までしたことと、しなかったことを書いてみる。

 自分の死亡記事を書いてみるのもいい。これは自己分析の練習になる。

 「終わり」はある意味死ぬことなので、死亡記事は、過去を語るのにぴったりの文章である。

 ニュートラル・ゾーンの空虚の中で、過去をどう考え、どう感じるか、何が心残りになっているだろう、どんな夢が、信念が、能力が、素質が、実現されなかったのかを探ってみる。

 この作業によって、次の局面が見えてきて、新たな人生を開く絶好の機会をとらえることができるようになる。

6.数日間、自分なりの通過儀礼を体験する

 ニュートラル・ゾーンの局面にいる間に、しばらくじっくりと閉じこもって、本来の自分をみつめてみる。数日間、ひとりになって、自分の人生の中におけるトランジションの意味ついて、意識的に振り返ってみる。

 滞在先は、なじみのないところで、日常世界の影響から自由な場所がよい。単純で静かな環境であるほど、内的作業に入りやすくなる。

 この引きこもりは、感受性を培うための時間である。多くのものを置いてくるほど、新しいものを発見する余地が広がる。

 この時間を活かすために、このとき感じた予感とか、偶然の一致とか、湧いてきた考えとか、目覚めたときに覚えている夢とかを書き留めておく。 

 この時期は、何かの成果を出そうとか、何かをやり遂げようとしてはいけない。楽しいときは楽しみ、退屈な時は退屈でいる。悲しいときは悲しめばいい。

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パピヨンの一言
 
 意識的に孤独になることで、自分を見つめ直すことができるようですね。

 毎日わずかでもそのような時間を持ちたいものです。それには、早起きが一番いいですね。

 家族より少し早く起きて、静寂の中で自分のやりたいことをしたり、物思いにふける・・・

 夜遅くまでテレビを見て、出勤時間ぎりぎりまで寝ているよりも、数倍有意義な毎日を送ることができると思います。

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自己紹介
 こんにちは。パピヨン土方です。30代の本大好き人間です。ペンネームの「パピヨン」は、往年の名画、スティーブ・マックイーン主演「パピヨン」からちょうだいしました。不屈の精神を持つ主人公に感銘を受けました。読書にはまったのは18歳ころ。友人から借りた吉川英治著「宮本武蔵」、司馬遼太郎著「竜馬がゆく」に感銘を受け、どんどん本の世界に没入しました。私は本の「キモ部分」「使える」「大切だ」「忘れてはいけない」と思った箇所に付箋を貼ります。このブログでは、付箋を貼り付けた箇所のすべてを抜き出して紹介しています。
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